はじめに
出産や育児は幸せな時間ですが、同時に家計にとって大きな変化の時期です。
育休中は給付金が支給されるとはいえ、手取りは現役時代より減少します。さらに、赤ちゃんの誕生に伴い新しい出費も増えるため、「もらえるお金を最大化し、使うお金を最小化」する工夫が大切です。
今回は、育休中にかかる費用と、その負担を軽くする節約術をご紹介します。
育休中にかかる主な費用
1. 育児用品費
- ミルク、オムツ、哺乳瓶、ベビーカーなどは必須アイテム
- 新生児期はオムツだけでも月4,000〜6,000円ほどかかることも
2. 医療費
- 乳児健診や予防接種(公費負担外のものもある)
- ママの産後健診、整体、骨盤ケアなども追加出費に
3. 光熱費
- 在宅時間が長くなり、エアコン・暖房・加湿器の使用時間が増加
- 洗濯や食器洗いの回数も増えるため、水道光熱費が月1,000〜3,000円増えることも
4. 保険料
- 会社員なら育休中は健康保険・厚生年金保険料が免除されるが、任意継続や生命保険料などは継続して支払いが必要
給付金と節約のバランス
育休給付金は以下のように支給されます(2025年現在):
- 育休開始から28日間:手取り約80%相当
- 29日目〜180日目:67%
- 181日目以降:50%
パパが「産後パパ育休」を取得すると、その期間も80%支給となり、家計の安定につながります。
しかし、それでも手取りは減るため、節約と計画的な資金準備が必要です。
すぐできる節約術
1. ベビー用品は賢く調達
- 短期間しか使わないベビーベッドやスリングはレンタルやフリマアプリで
- 中古品でも安全性に問題ないものは積極的に活用
2. 光熱費の見直し
- 電気料金プランを「時間帯別割引プラン」に変更
- LED電球に交換し、長期的な電気代を削減
3. 食費を抑える工夫
- 作り置きや冷凍保存で外食・総菜購入を減らす
- 食材宅配サービスの初回割引やクーポンを活用
4. 不要なサブスクを整理
- 音楽・動画配信など、ほとんど使っていないサービスは解約
- 年額払いに変更すると割安になる場合もあり
まとめ
育休中は収入が減っても、支出はむしろ増えやすい時期です。
もらえるお金(給付金・手当)を最大限活用し、日常の節約術を組み合わせることで、家計へのダメージを最小限にできます。
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