【2025年版】出産・育児でもらえるお金まとめ|傷病手当金・出産一時金・出産手当金・育休手当金・パパ育休制度

出産×お金

出産や育児は喜びも大きい一方で、働けない期間の収入減や出費の増加も避けられません。

しかし、日本には出産から育児までに受け取れる手当金や給付金が複数あり、条件次第では夫婦で数百万円になることもあります。

この記事では、ママ・パパが利用できる5つの制度と、その条件・金額・申請方法をわかりやすくまとめています。

出産〜育児でもらえるお金は主に5種類

1. 傷病手当金(母性健康管理指導事項連絡カード)

2. 出産一時金

3. 出産手当金

4. 育児休業給付金(育休手当)

5. 産後パパ育休給付金

傷病手当金

概要

妊娠中の体調不良(切迫早産・重度のつわり等)で医師から休業指示を受けた場合、健康保険からもらえる手当です。

「母性健康管理指導事項連絡カード」を医師に記入してもらい、会社へ提出します。

(↓「母性健康管理指導事項連絡カード」は、母子手帳の後方ページにも印刷されています。)

対象

• 健康保険に加入している(会社員・公務員等)

• 妊娠中で業務軽減や休業が必要

• 給与が支払われていない期間

支給額

• 標準報酬日額 × 2/3

• 最長1年6か月

注意

• 出産手当金とは同時に受給できません。

実体験

胎児発育不全のため、この制度を2か月分利用しました。

仕事中は妊娠しているにも関わらず、繁盛期&常に走り回ってストレスマッハだったので(笑)

出産手当金からはみ出る差額が産後5ヶ月目に支給されました(出産手当金と同時支給)。

出産一時金

概要

出産時に健康保険や国民健康保険から支給されるお金です。

支給額

• 1児につき50万円(産科医療補償制度加入医療機関の場合)

対象

• 妊娠4か月以上(85日以上)の出産(早産・死産・流産含む)

受け取り方法

• 病院が健康保険に直接請求(直接支払制度)

• 自分で請求(産後申請)

ポイント

• 双子の場合は100万円

• 出産費用が少なければ差額が振り込まれます

実体験

直接支払制度を利用しました。

50万円を大幅に超えたので、超えた分はクレカで支払いました、、

お産についても、はやく保険適用になってくれたら嬉しいですね〜

出産手当金

概要

出産のために産休を取る間、健康保険から支給される手当です。

期間

• 産前42日+産後56日

• 多胎妊娠は産前98日

支給額

• 標準報酬日額 × 2/3 × 日数

対象

• 健康保険加入者(会社員・公務員等)

• 産休期間中に給与が支給されていない

注意

• 会社から給与がある場合は減額または支給なし

実体験

産後5ヶ月目に、傷病手当金と同時に支給されました。

担当者によりますが、遅めだと思っておきましょう。

手続きが進んでいるか、担当者に進捗確認をするとよいでしょう。

育児休業給付金(育休手当)

概要

育児のために仕事を休む場合、雇用保険から支給される手当です。

期間

• 原則1歳まで(最長2歳まで延長可)

支給額

• 休業開始から180日間:賃金の67%

• 181日目以降:賃金の50%

• 2か月ごとに振込

対象

• 雇用保険に加入している

• 休業開始前の2年間で11日以上働いた月が12か月以上

• 育休終了後に復職予定

メリット

• 育休期間中は社会保険料が免除される

実体験

育休中は旦那さんの扶養に入って社会保険料を浮かしています。

扶養に入れるかどうかは所得が133万円以下でないといけません。

また、旦那さんの所得が1000万円以下という要件も満たしていないといけません。

私の場合は、職場の担当者から扶養に入れると教わり手続きしてくださりました。

産後パパ育休制度(2022年10月〜)

概要

赤ちゃんの出生後8週間以内に、最大4週間まで取得できるパパ向け育休制度。

2回まで分割取得可能。

支給条件

• 雇用保険加入

• 一定期間勤務

• 育休終了後に復職予定

支給額

• 賃金の67%(育休開始から180日以内)

ポイント

• ママの産休中や育休中と同時に取得できる

• 分割して取得できるので柔軟

• 通常の育休と組み合わせ可能

注意

• 会社への申出は原則1か月前までに必要

実体験 

旦那さんに10日×2セットのパパ育休を取得してもらいました。

しかし、なぜか未だに支給されず(どこまで手続きが進んでいるのか、調べてもらっています)。

損しないための申請スケジュール(夫婦版)

1. 妊娠中:母性健康管理カードを医師に記入してもらい会社に提出

2. 出産前:出産一時金の申請方法を病院に確認

3. 出産後すぐ:パパが産後パパ育休を取得(必要なら2回分割)

4. 産休終了後:ママが育児休業給付金申請

5. パパ:必要に応じて通常の育休へ移行

制度比較表(ママ+パパ対応)

制度名対象者支給額期間申請先
傷病手当金健保加入者(ママ)標準報酬日額×2/3最長1年6か月健康保険組合
出産一時金健保or国保加入者((ママ)扶養も可)50万円/児出産時健康保険組合・国保
出産手当金健保加入者(ママ)標準報酬日額×2/3産前42日+産後56日健康保険組合
育児休業給付金雇用保険加入者(ママ・パパ)賃金の67%→50%最長2歳まで(原則1歳まで)ハローワーク
産後パパ育休雇用保険加入者(パパ)賃金の67%出生後8週間以内で最大4週間ハローワーク

まとめ

• 出産〜育児では、制度を組み合わせることで収入減を大幅に補える

• 申請期限を過ぎると受け取れない場合もあるので注意

• 妊娠が分かったら早めに会社・健保・ハローワークに相談するのが◎

基本的には会社の産休・育休担当者が手続してくださりますので、

担当者との進捗確認連絡も大切です。

出産時は思っている以上に出費がかさみます。

うまく制度を利用して、産後を乗り切りましょう!

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